備忘録台帳

虚無虚無プリン

ARMS 所感

 

バネバネ〜!*1

 

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ARMS | Nintendo Switch | 任天堂

 

2度のウデだめし(ネット体験会)を経てついに発売になったARMS。グイグイ筋肉痛になってることかと存じます。

まだ出てから一週間経ってないんで「このキャラが強い!」「このアームが壊れ性能!」とかゲームバランスに関しては全く言えないんですけどやってみて感じたことを書こうかと思います。

 

 

 

ジョイコンの精度が高く遊びやすい

このゲームは基本的に"いいね持ち"というIQをどこかに置いてきてしまったようなネーミングの持ち方で遊びます。

 

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これがいいね持ちだ。すげーアホっぽい。 

 

操作はこの画像の状態からジョイコンを傾けて移動、振ってパンチ、親指が置かれるLとRにダッシュとジャンプ。厳密には他にもありますが基本的にこれだけです。ボタンはほぼ使わない。

 

一見、独特な操作系で難しそうに見える"いいね持ち"ですが、ジョイコンの精度が非常に高いおかげで思った通りにストレスフリーに動かせます。ただ独特な操作なのは間違いないので、慣れないうちは戸惑いますが。

腕を振るときにひねりを入れるとちゃんとひねった方向にパンチが曲がるし、ハの字状にもつとガード、という操作もパンチに化けたりすることなくちゃんとガードになります。wiiリモコンとは比べものにならんくらい進歩しとる。

 

個人的にいいね持ち前提のつくりになっているゲームだと思います。通常のパッド操作はなかなか辛く*2利点としては"腕が疲れない"くらいな気がします。名前はともかく、操作系の完成度と安定感は高いです。

 

 

単純に操作していて爽快で楽しい 

本作はちゃんとHD振動に対応しているので、腕を振ればパンチが出て、当たれば当たった感じの振動があります。また、アームの種類によってパンチした時の振動もちゃんと違います

 

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ブーメラン系は手元を離れて飛んでって戻ってくる感覚があるし、複数飛び出るタイプのアームもダダダダーンって順繰りに出てる感じ。これが地味ながらゲームへの没入感に大きく貢献している印象です。

総じて「俺自身が操作してるんだぞ!!!」感がたまらないです。通じる?この感覚

  

 

カジュアルな体感型スポーツゲームを装った、わりとガチめな対戦格闘ゲーム

cmとかでwiiスポーツ的な感じを装って宣伝してますけど(実際その側面もある)、相手との動きの読み合いや距離の詰め方、瞬時の駆け引きの判断は完全に格ゲーのソレだと思います。

直感的に操作が出来るようになっている…とはいえ独特なので、慣れるまでボコボコに殴られます。コンボなどはない*3ので通常の2D格闘よりも敷居は低いし、単純に腕をブンブン振り回すのはたのしいですが、面白さを理解できるまで人によってはけっこう時間がかかるだろうし、それまでに「つまんね〜〜」ってやめちゃう人もいるだろうな、と思うタイプのゲームです。CPUも強い*4

 

雰囲気は任天堂のゲームですがやりこむとなると全体的に難易度は高いです。これを良しとするかそうでないかはわりと二分してる印象でAmazonのレビューとかわかりやすい。現段階では珍しく意見を書く場所として機能してて参考になると思います。

 

 

ネットワーク周りが快適

ネット対戦は2種類。通常のネット対戦のパーティマッチとランクマッチの2つ。

パーティマッチはネットワークに繋ぐと自動的にロビーに参加となり、ひと部屋は最大10人です。これが快適で、戦績とかを見てわりと近しい実力の対戦相手を自動的に割り当ててくれます。らくちん。

対戦してて動作遅延などもほとんど見当たりませんイカの時も感心しましたけどこれだけの人数をネットで安定して動かせるのは凄い。

 

ランクマッチの方は1人用モードの一定以上の難易度をクリアしないとそもそも参加できません。さっきもちらっと書きましたがこのゲームのCPUはとても賢く強いので「難易度4*5をクリアできるようになる頃にはそれなりに動けるようになってるやろ」という判断なんだと思います。なかなか割り切った仕様です。

 

 

キャラの住み分けが出来てる

ミェンミェンやツインテーラが出たあたりで「任天堂の性癖暴露大会か?」みたいな空気感が流れてた本ゲームのキャラクター達ですが、そういう話ではなくて(そういう話*6もあるとは思うけど)ゲーム的な話です。

どのキャラも独自の強みやそれぞれのカラーがあって〇〇の劣化版みたいなのがない印象です。アームを付け替えると大きく戦法が変わるゲームなので、一見「どう使うんだよ」みたいな能力であっても今後の研究次第で化けるのもいると思います。

 

 

アームを集めるのがめんどい

アームを付け替えると大きく戦法も操作感も変わるのが醍醐味のゲームだと思うんですけど、アームを入手する手段がイマイチ。

アームゲッターという的当てゲームをすることで新しいアームを入手するんですけど、困ったことに全種類のアームからランダムに入手なんですよね。一通り遊んでみると「このキャラでこのアーム試したい」とか「相手のあのアームにやられまくるから自分でも使いたい」とか出てくると思うんですけど、目当てのを手に入れるためにはひたすら的当てをして神様お願いするしかない。お金集めたら欲しいのが買えるショップ的なのも欲しかったですね。

 

 

 

 

…以上、ふわふわした感想ですが発売されてから数日プレイしてみて思ったことでした。

ウデだめしでも思いましたが、思ってたよりガチ対戦寄りのゲームで「もしかしてeスポーツとかevoとかそういうの狙ってたりするのか?」と思わせられるゲームでした。今後も追加キャラや調整を行っていくつもりらしいので、新感覚の対戦ツールとして普及していくことを期待しています。

 

 

おわり

 

 

*1:ごあいさつ

*2:主観が入るが腕がとにかく曲げづらい

*3:これから開発されるかもしれないけど、ゲームシステム的に長いコンボは無理だと思う

*4:賢い。ワンパターンに動いてると順応されるし、ガン待ちとかもする

*5:難易度は全8段階

*6:一応そういう話もしておくとキャラの掘り下げに関してはわりと浅いというか「ご想像におまかせします」みたいな感じであんまり描写がない