市川春子センセイがデザインしたポケモンを予想したい
- きっかけ
そもそもの話としてはポケットモンスターサン・ムーンのエンドロールに市川センセイらしき人の名前が載ってる!ってところからでした。
(ネットから拾ってきた画像なので問題あったら消します)
イラストレーターの竹氏の名前も載ってますね。こう書くとタケシみたいですね。響きが
その後、アフタヌーン本誌の作者コメントで、「ポケモン原案として参加したけどどれだかわかるかな〜?」と言った旨のコメントが載ったので確定になります。
ポケモンファンの間でささやかれていたのは、今までのデザインラインとは違った異質なポケモンこと"ウルトラビースト"組のデザインでは?といったものでした。
大方の予想として有力だったのがフェローチェとテッガクヤの2匹です。
確かにそれらしいような気がする。
そんな中、市川春子センセイが初めて画集が発売されるということで、ポケモンファンでありセンセイのファンである自分としては「もしかしてこれで確定するのでは!?」とワクワクドキドキでした。
完全ノータッチでした。
そりゃ他所んちの子だもんね…仕方ないわ…
期待の仕方が特殊だったのであって、本自体はとても良い本ですのでご興味あればマストバイかと思います。*1
そんなこんなでシリーズ初の設定資料集としてサン・ムーンとウルトラサン・ムーンの設定資料集が攻略本の付録として発刊されることとなり、「これでさすがに確定するだろう」と思っていたのですが、
『ポケットモンスター サン・ムーン・Uサン・Uムーン 設定資料集 Essential』収録『ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーン対応 公式ポケモンぜんこく図鑑 2018』特別版
- 作者: 元宮秀介,ワンナップ,株式会社ポケモン,株式会社ゲームフリーク
- 出版社/メーカー: オーバーラップ
- 発売日: 2017/12/13
- メディア: 大型本
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まさかのスケッチにデザイナー名なしです。
うーーん迷宮入りしてしまった。
…なので、資料とにらめっこして自分なりにケリをつけてみようと思いました。
- 結論 (自分の予想)
フェローチェとかテッガクヤとかウツロイドとか色々な予想がありましたが、結論から書くと自分は"デンジュモク"と"ズガドーン"かな?と思いました。
想像してみてくれ、市川センセイの画風で描かれた彼らを… わりとしっくり来ませんか?どうですか?わかんないですね。
以下に自分がそう思った理由を資料を交えながら書いていきます。
どう頑張っても自分の主観が入ってしまうので「ほ〜〜んまぁお前のいうこともわからんではないわな」くらいの感じで聞いてもらえるとありがたいです。
- 理由づけウルトラ調査隊
まず、あくまで市川センセイはポケモンデザイン原案として参加されているので、最終アウトプットはまったくの別物になってる可能性があります。
…ですが、今回はセンセイが設定画を描いてる前提で話を進めます。そうじゃなきゃどうにもならねえんだよ。わかってくれ。
自分が意識してチェックしたのは以下の項目あたりです。
・ハイライトやシャドウなどにみられる色ののせ方のクセ
・筆跡やら書体やらのクセ
・クリーチャー、キャラクター付けの傾向
色ののせ方のクセ*2に関してはサンプルを見て頂くとわかりやすいかと思います。
※以下、わりと多方面でネタバレ多し
起伏の少ないフラットな主線や太めのカラーペン、帯状のハイライトなどが"それっぽい"感じがします。
ちなみにこれからあとも全部"ぽい"で進みます
筆跡やら書体やらはもう実物見て「なんとなくそれっぽいかも?」どまりでしかなかったので、とりあえずこれもサンプル貼るので雰囲気を感じてください。
踊ってるやつは並べたかっただけです。
しろはほんとつい最近出た資料ですね。ケツ穴収納術は見習いたいセンス。
フォロワーさんに教えて頂いて気付いたのですが書体の方には一応ヒントがあって、フェローチェの設定画に載ってる「閉」って文字が略字体?の方なんですけど、
ズガドーンとセンセイの短編集に載っていた「閉」の字は通常の書体です。
シーンがシーンなのでアテにならない可能性が大きいですが…
市川センセイのクリーチャーデザイン、キャラクターつくりの傾向なのですが、個人的には以下の特徴があると思っています。
・ディテールや細かな装飾で特徴付けるのではなく、ゆるやかな曲線で構成された独特なシルエットで特徴付ける
・キャラクターの顔には人間的な特徴を採用しない、してもパーツの数が揃っていなかったり、なんならパーツ自体が顔に存在しない
・表情が読みにくい、あるいは読み取れない
日本語がヘタで伝わるか微妙かと思いますので、参考にセンセイのクリーチャーデザイン?をいくつか貼ります。
日下兄弟のヒナ
月人のみなさん(しろ)
尖った私用のイラスト
あれ〜おっかしいな思ってたよりそれらしい例がなかった(フォス並感)、論拠がガバガバ。
見た感じではテッガクヤはすこしこの傾向から外れているように見えます。めちゃくちゃ独特ではあるんですけど、模様ありきの表現だったり、細部のパーツだったり、ちょっと部分部分の詰め方が細かすぎるかも。
ちなみに著者近影はメテノっぽいです。
市川センセイ、宇宙から降ってきた説。
- おわりに
ここまで書いてみて改めて色々見直してみたらなんか違う気がしてきました。色々ガバガバだし…
でもいいんです。もうきっと公式から答え出ないので。
こういった視点で設定資料集を眺めると目に見える、載っている情報以上に色んな発見がありとても楽しいので、みなさんもぜひデザイナー当てっこゲームやってみてください。ていうか他の人の意見も聞いてみたい。
雑に締めましたけどおわりです。