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備忘録台帳

むずかしいはなししません

バベルの塔展の話

 

 上野東京都美術館バベルの塔展見てきました。

 

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平日スタートで最初の土曜だったから混むかな〜って思ったけどそうでもなかった。

 

バベルの塔は神話のアレですね。詳しくはググってくださいバベルの塔展と名打ってはいますが基本はバベルの塔を描いたピーテル・ブリューゲル1世とその作風に影響を与えたヒエロニムス・ボス(ほか彼に影響を受けた無名作家たち)のシュールでアレな感じの作品が主です。

 

それらの作品に出てくるモンスターと呼ばれるメガテンの悪魔みたいな奴らをバベルの塔展公式はやたら推しています。

 

キチガイかよ。

 

 

 

最初から独自の世界観を展開すると誰もついてこなくなるので序盤は「あーはいはい」って感じなこの時期に描かれた宗教画が並びます。

大体キリストさんを筆頭に聖人の方々です。(こんな雑な紹介でいいのか?)

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この聖カタリナさんって人は大体どの絵も剣を持ってて軍神か何かか?って思ったら 「求婚して断られたローマ皇帝が聖カタリナさんを斬首刑にしたら斬られた首から治癒力のあるミルクが湧き出てその一帯のペストを一掃したから彼女の象徴になった」らしいです。は?

 

 

 

 

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ヒエロニムス・ボスさん

 このボスさんはそれまで宗教色の強かった絵画界隈に日常風景とか幻想的な世界とか新たなジャンルを生み出した作家らしいです。

 

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日常風景?

拡大してよく見れば見るほど「???」ってなるモチーフがたくさん居ますがそれぞれ何かしらの象徴的な意味を持ってるみたいです。増田こうすけの画風で描いたらそのままギャグマンガ日和の表紙にできそうなシュールさが漂う。

 

 

 

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この人が描いた絵自体はそんなに多くないんですけど、作風に影響を受けた作家がたくさんいてその過程でキショいモンスターがバカスカ生まれていく。

不思議の国のアリスに出てくる生き物とかも少なからず影響受けてそうな気がする。(想像で話してます)

 

 

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その中でも有名な画家が前述のブリューゲルさんです。ボスのヤバい感じのアレを上手いこと身の回りにあるモチーフに置き換えたんですね。公式マスコットのタラ男くんは1枚目の「大きな魚は小さな魚を食う」の隅っこの方にいます。

ここではヤバい感じのやつだけ載せてますが農民の生活とかそういう日常風景の絵もステキなので皆見よう。

 

 

で、彼が描いた中でも傑作とされるのが表題のバベルの塔です。

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サイズ自体はA1くらいの絵画なんですけど絵の密度が高く精彩に描かれているためこの塔の中で人が生活しているのがわかっちゃうんですよね。

 

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ちゃんと人だ。たぶん実寸2〜3mmくらいだと思う。

 

今回の展示では眺めるのにいささか小さいと判断されたらしく、現代における技術を総動員してこの絵画を2〜3倍まで拡大したもの(それでも十分に鑑賞に耐えうるのがすごい)と3Dモデル化してアニメーションのように動かす謎技術映像が展示されており隅々までバベルの塔を探索できます。

現代の複製技術だとこんなこと出来んのかよ…と感心しきりでした。

 

 

たぶん万人ウケする系の展示でないのもあるとは思いますが、面白さとレア度のわりに人が少なく快適に見る事が出来る展示会だと思います。しょっちゅう日本に来るもんでもないと思うんで興味があったら是非行って見ることをオススメします。

 

 

凄い勢いで畳んだけどおわりです。